加齢臭の元はどこから

人間の肌を健やかに保つためには皮脂は欠かすことができないものです。
皮脂があってこそ、肌のうるおいは保たれ、なめらかな肌はキープできるという
わけです、また皮脂があることで、外気からの刺激からも肌は守られています。

この皮脂が増え過ぎていくのが中年期です。皮脂だけであれば「におい」の
問題はありません。

ところが中年期に差し掛かると、皮脂の中に含まれる脂肪酸の一種である
パルミトオレイン酸が増えていきます。また過酸化脂質も同時に増えて
いきます。この二つが組み合わさると、ノネナールという物質に変化します。
これが加齢臭です。

この二つの物質が合わさらないように、また発生しにくくしていれば、
加齢臭は理論的には発生しないわけです。ところがストレスを過剰に
感じていたり、食生活に偏りがあったり、たばこやアルコールのような
嗜好品を過多に摂取してしまうと、元になる物質は過剰に出てきてしまう
のです。

皮脂を根絶させるというのは、肌の健康のためには現実的ではありません。
そこで役立ってくるのは、適度に皮脂を抑え込んでくれる効果がある
デオドラント製品や石鹸、ボディソープ、シャンプーになっていきます。

適切に使っていれば効果が出てきますし、また他人に不快感も
与えないようになっていきます。

男性ばかりに加齢臭があるように思われていますが、女性にもあります。
ところが女性は化粧をしたり、フレグランスを使ったりする習慣をお持ちの
方が多いので感じにくいだけです。

男性が問題視されるのは、同じスーツを着続けて、「におい」がこもる
ためです。ワイシャツを着替えるだけでなく、スーツをうまく着回すことも
大切です。